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対極ではないが対極とされているものからヒントを得る。04 了

皆さん、お疲れ様です。

昨日、厚生労働省サイトにて早くも第1回社会保障審議会介護給付費分科会介護報酬改定検証・研究委員会の開催についての案内が出ましたね。

世間では、政策の作成者が評価者になっていることへの非難の声もそれなりに聞こえてきている中、どのような展開になるのか楽しみですね。

ということで、今日もBuurtzorgの研修のまとめを続けます。

さて、今までのBuurtzorgのシステムや考え方などをまとめてきましたが、今回は、研修資料にもありました同行取材したコミュニティケアという雑誌記事から業務内容等々を確認、まとめてみます。

はてさて、約5年で急成長を遂げ、2012年の売上高見込みは約192億円!今では全国に450チーム以上に拡大し、今なお病院勤務からの転職希望者が絶えない且つケア量が減少、または終了していっているというBuurtzorgとは一体全体どんな活動を行っているのでしょうか?

まず、Buurtzorgの勤務シフトとしては、朝8時から夜23時までを午前、午後、夜の3つの勤務シフトに分けて週7日訪問しているとのことです。

だから、質疑で24時間の質問があった際に秋山さんが、8時から23時の間にケアを完結させれば夜間の訪問はほぼないと言っていたんですね。

最大12名のチームをどのように組んでいるかと言うと

・午前(8:00~14:00)4人が勤務して利用者5~6人ずつ訪問(昼食休憩1時間)

・午後(16:00~17:30)1人が勤務して利用者1~3人訪問(土、日はなし)

・夜 (16:30~23:00)1人が勤務して、利用者約10人を訪問(夕食休憩2時間、土、日あり)

前回までの記事でもお伝えしたようにチーム全員がリーダーと言うことで実質リーダーがいないことからシフトの作成も順番に行っているそうです。

ここで、紹介されているケースとしてはこんな感じ。

午前 6件 8時より訪問開始。

訪問後、カルテをチェックし申し送りの確認。

1件目 夫婦の妻。起床介助、シャワー室で清拭介助、着替え見守り、洗顔見守り。終了後、薬、ケア用品のストック確認。足りない場合発注。カルテに次回必要なことだけ記録。で作業時間は40分。

2件目 高齢者住宅一人暮らし男性。足の観察、軟膏塗布後、弾性ストッキング装着支援。服薬確認、物品ストック確認、カルテ記入までして20分弱

3件目 2件目と同一建物内在住夫婦。作業内容は2件目同様。

4件目 ストマ造設術後男性。シャワー室で清拭介助、パウチ取り替え。物品ストック確認、カルテ記入。所要時間不明。

5件目 尿ドレーン造設後、2週間目男性。モーニングケア、シャワー、傷口の手当て。状況により受信必要と判断し通院予約支援。通院同行調整。物品~カルテ記入。所要時間不明。

6件目 高齢者・障がい者向け住宅在住一人暮らし女性。精神的サポートとしての話し合い。物品~カルテ記入。所要時間不明。

ここまでで午前の部は終了。時刻は11:00だったそうな。

その他、補足として看取りの時期は日に4~5回ほどの頻回訪問を組み込む。そして、勤務時間の記録は自宅に戻ってからICTで入力をするということで業務は終了。

何となくこうやって書くと、ちゃっちゃやっている印象になってしまうのが不思議?そして、勤務後の自宅での記録は賛否両論あるかと思いますが、自分的にはあまり抵抗がないかと。でも、管理的に考えるとモラルハザードが起きないか不安になるといったところでしょうか。その点もスキルやモラルが高くないと出来ないのかななんて思います。

ですが、差し当たり、一番注目すべきは、作業内容と時間についてです。

全てのスタッフが訪問時、必要なことは一通り対応するということで、随時アセスメントし、ケア内容、頻度、時間を調整し、訪問先ですべての連絡調整も行うということですかね。
オランダの場合、時間区分があるわけではなく、認定された給付の種類と時間に基づいて内容を決めていくので、時間の増減については、1週間の総訪問時間の中で柔軟に調整するそうな。

つまり、作業内容も時間も状態によってということで決まってないと同然ということでしょう。

これって相当な利用者とスタッフ間、チーム内の信頼関係と根拠に基づいた判断やスキルの格差是正とモラルがないとできませんな。

あと、対応後にチームで意見が食い違うなんてことで問題になったりしないんですかね??

まあ、ある意味業務効率化は図れていると思いますが、訪問時に連絡調整もするのですから時間が上乗せになって利用者からすると訪問時間が長くなる感じもしますよね。ですが、他の事業所と比べると所要時間は半分ほどで出来ているとのことです。あと、状況に応じてやることと時間が変えられることは本来の生活視点で考えると重要なことだと思いますよね。

しかし、オランダの場合、ほとんどは子世代と同居はなく、夫婦、若しくは単身ということらしいので、このようにその都度変わる予定に対し、自己決定能力の低下している方々はどうされているのでしょうか。今度、確認してみたいと思います。

さて、これだけのことを行って報酬は如何ほど?ってことも皆さん気になりますよね。

介護の報酬については、包括報酬なので(具体的な額は不明)、職種からすると人件費率が高くなるような気がしますが、このシステムだと前述のとおり、所要時間が従来の約半分に減少しているということなので十分まかなえているらいしいです。あと、経営管理等々の間接費がオランダ平均で25%のところを8%に抑えているというところもやり繰りできている要因なんでしょうね。

人件費についても詳細を教えてもらう余裕がなかったんでいずれ確認をしたいと思いますが、オランダの制度では職種ごとに集団労働協約により全国統一で給与が決まっており、経験年数や資格が同じであれば、どこで働いても給与は同じだということなので、働きやすさや働きがいで職場選びをするというのが当たり前なんだそうな。

つまり、どこでどんな仕事をしても貰えるもんは同じ。だったら志が高い人が納得できるところに集中しますわな。

これも、このような活動が選ばれ、定着、拡大する所以たるものなんでしょうね。

とりあえず、ここまでまとめてみると、良いヒントが多数あるけど、どうやって日本式に変換するのかよくわからなくなってきました。

で、ここでは、自分たちの方向性を考えるヒントを探っているというのが目的ですから、そのような視点でまとめてみますと、

形としてはトータルで管理が出来るチームを公的に作るか、事業所単位でチームが作れるようにするのかと考えないと、そのままトレースできないと思われますが、、、、

時間、内容を柔軟にし、その場で適切に対応できるように根拠を明確にする段階からチームで関わり、根拠を共有化した上でサービス利用につながる仕組みであれば、その為に必要な知識を補い合うことが出来るかもしれないですかね。しかし、資格を取ってからすぐに実務に就けるような仕組みは改善した方が良いですよね。

しっかりと実践で動けるようになるまでの実習期間が持てるようにすることが重要なのかもしれません。

あとは、やはりチームの誰もが判断できるようなシンプルな仕組みづくりですよね。

そのようなことが担保されてはじめて包括報酬にも意義を感じることが出来ます。

その上でケアマネジャー等々の専門職は何を勉強すべきなのか。悔しいかな、国の流れから聞こえてくる根拠というキーワードですよね。医療、福祉の知識はもちろんなんですが、それ以外に根拠を見つける力と根拠の分析力とプレゼン力でしょうか。

研修のまとめは今日で終わりにしたいと思いますが、今後の審議の動向も含めて、この件は更に調べてみたいと思います。

それでは、今日は、この辺で。


※短時間の研修で聞いたことでの整理なので多少なりとも理解が間違っている点があるようでしたらご存知の方はご指摘頂ければ幸いです。


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「おはよう21」2012年5月号(通巻第278号) 2012年3月27日より絶賛発売中

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想い | コメント(1) | トラックバック(0) | 2012/04/19 23:26
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