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気づきを受け止めることは苦しい

一年半程前になるか、当会の主任介護支援専門員分科会と市によるケアプラン点検支援検討委員会というものがあった。

その一環で会員事業所のケアマネジャー数名にご協力頂き、順番で委員と共に事例研究をしながらケアプランを点検するという試みをしたことがあった。

この試みの意図としては、点検をされる側(ケアマネジャー)から挙がっている「理解していない人に赤ペン添削をされたくない」「実地指導の内容と被る」等の意見を受け、ケアマネジャー側の意見を反映出来るようにし且つより少ない事例でケアプランの策定方法を見極めて助言が出来るように事例研究をしながら一緒にプランについて考えると共に法的な解釈も理解できる場として設定された。

回を重ねる毎に反省点の修正をしながら進めていったが、最後にお願いをした方との実践によりこの試みが大きく揺らいだ。

その方が提出されたプランの事例タイトルは、はっきりと憶えていないが「長年に渡りうつ病を患っていたが、認知症を発症した方への対応について」ということであったと記憶する。

いつもの通り皆で事例の詳細を確認する作業をしながら検討を進めるが、徐々に事例提供者が萎縮していく感じが見受けられる。

事例提供者の方はいくつかの気づきによりそれまでの自分の関わり方に対し問題と捉え予想以上にショックを感じていた。我々が思っていた以上に自己肯定感の低い方であり、出来ていると思っていたけど否定されているとも感じていたのかもしれない。

このような場ではよく陥ることでもあるだろう。だが、委員からするとそれ程大きな問題と捉えてはいなかったが故に明らかに委員は揺さぶられていた。

最終的には、事例の本質を本人が見つめる事も出来ず、まとめていくこともままならない感じになってしまった。

終了後の振り返りではこの試みについて疑念が持ち上がった。

主に気づきを促がすよりこちらで数多くの助言を伝えた方が良いのではないかと。

確かに気づく能力も必要であるので人によっては助言をしていくことが必要な方がいるだろう。

だが、この事例提供者は、気づく能力は持っていて、気づいたことで自己への信頼感が揺らいだことが前述の反応として出ていると考えられる訳だから方法を変更する理由にはならないと思われる。

環境についても配慮をしたつもりであったが、過緊張を生む状態になったとは思うし、我々委員のスキルの問題も多分にあるだろう。

そこで方法論の検討については、その方と私が個別で話をし、振り返りながらフォローしてみてから進めていく事にした。

そして、再度その方と話をするべく連絡をした。

やはり、とても緊張したとのことだったが自分はその方々のことをちゃんと見ることが出来ていなかったと感じたようだ。つまり、ちゃんと気づいていたが、必要以上に自己否定をしてしまったことで思考が停止したのだろう。

更にそのようになってしまった自分に対し、自己嫌悪も感じられていたが、ゆっくりと話をすると一つ一つの問題に対して理解をしてまとめていくことが出来たのだ。

物事の受け止め方や理解の仕方、要する時間には個人差がある。また、気づくことでカタルシスも生むが、それによって知る事になる現実は時として非常に残酷に感じることもあるものだ。

結果としてはその事例提供者は事例の本人が若くしてうつ病になったにも関わらず、頑張って家族を支える努力をしてきた経緯に強く揺さぶられていて、家族間のパワーバランスが崩れていることに目を向けることが出来なかったことに気がついていた訳だが、そこで一緒に考えたこととは。。。

本来、家族や関係者の関係性をラベリングすることは先入観に囚われるので良くないと思われるだろうが、意図的にラベリングして相関図をみてみてはどうだろうか、それにより事例の概要を客観的に捉えられるのではないかと言う事。

まぁラベリングって言うと印象が悪い気がするけれど、ジェノグラムと捉えると印象は良いよね。でもラベリングの方がこの時には合っている気がしたんだよね。

そんな風にどうしていくのかを考えていくことで次第に自己肯定感を取り戻していかれたようだった。

後日談として、家族との面談で向き合われたようで、「本当は長年の介護ですっかり疲れていて面倒をみたくないが、子どもにしわ寄せが行くことだけは避けたいと想っている」と打ち明けてくれたとのことだった。そして本人の想いとすり合わせる為に家族の力を信じて一緒に相談を進められていると聞いていた。

そして先日、そのお方から一通のメールが来た。

「苦しみとは、希望と現実の開きである。Shanさん苦しいですか?」ってw

うむ。「それってスピリチュアルペインのことだよね」って返したら「よくお分かりでw」と戻ってきたが、すっかり気づくことで知る希望と現実のGAPに向き合う努力と強さを兼ね備えられたようだった。

そして、想う。私も自身と向き合う努力をもっとしよう。

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想い | コメント(4) | トラックバック(0) | 2011/02/05 01:00
コメント
No title
いつもながら深いですねぇ・・・この時間まで事務作業(台帳整理や集計など)で目が疲れたので、
ちょっと息抜き。
って思ってのぞいたら、今度は頭が疲れてしまいました。

まさに今、当事業所内部でも“気付き”や、助言の方法について管理者とも相談していたところでした。
先のタマゴの温め方の件でも・・・ホントに方法を間違えると難しい状況になるので大変です。
誰かチカラのある方が軌道修正してくれると良いのですが・・・私達の事業所には、お恥ずかしながら
そうした人材がおりません。

いずれ当事業所と地域のCMさん向けの勉強会(事例検討など含め)に講師としてお招きしたいくらいです。
あっ!講師料は“笑顔3回分”くらいしか払えないですけどね?

相手に気付いてもらおうとして助言しているのに、ヘタすると助言した側の意向に近くなってしまうことも
あり・・・難しい・・・頭が痛い・・・。
まずは来週から、助言を求めてくる人のことを、もう一度見つめなおしてみます。

ということでそろそろ帰宅します。
また勉強させてくださいね?
No title
ハリネズミ★さま毎度!

新しい管理者の方とうまくやってるの?

そういえば、ずいぶん前に言ったことは覚えてますかね。

僕たちは、自分が思うより謙虚な姿勢を意識すべきです。

お互いに威圧感が滲み出ているようなので。
No title
知識があっても、生かされてなけりゃ無意味ってことねv-8
ま、いろんな経験していけば見えてくるものもあるからねぇv-218
No title
いろんな経験ってH2Oっちが言うと意味深に感じるところが受けます。

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